金 光男 個展 『BREAK』

2026年9月30日

金 光男個展 『BREAK』

このたびBALCでは、10月2日(金)から11月7日(土)まで、金 光男個展 『BREAK』を開催いたします。

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本展では、金 光男が十数年にわたり制作してきた作品を展示する。同じ技法を続けるなかで、作家の生活や世界の変化とともに、モチーフや色に込められる意味は少しずつ変わってきた。

金は、2012年の活動開始以来、ワックスの上にシルクスクリーンでモチーフをプリントし、熱で変容させる独自の技法で制作を続けている。自身のアイデンティティやルーツをめぐる葛藤から制作の手を止めた時期を経て、子どもの誕生を機に活動の再開を決意した。その後、祖母との別れをきっかけに、避けてきたアイデンティティやルーツに向き合い、モノクロームからカラーへと表現を広げていった。


本展のメインビジュアルとなる《Break》(2022年)は、光が差し込むベッドを写した一枚の写真から生まれた。
作家にとってベッドは、休息や愛、悲しみ、誕生と死がともにある場所である。しかし、世界で行われているジェノサイドの報せを目にするたびに、その意味は変化していった。安らかに眠り、安らかに死を迎えるという前提が、失われている人々がいる。
《Break》には、ジェノサイドに反対し、暴力を断ち切り、すべての人が安らかに眠れる世界を願う作家の意思が込められている。

変わらない技法と、変わり続ける生活や世界。本展は、そのあいだで生まれてきた金 光男の作品に触れる機会となる。

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会期|10月2日(金) – 11月7日(土) 
   ※入場無料

なお、初日となる10月2日(金)は15:00オープンとなります。
また、初日には作家本人が在廊し、レセプションパーティーも開催予定です。

作品や制作について直接お話しいただける機会となりますので、ぜひお越しください。
皆さまのご来場をお待ちしております。

住所|550-0001 大阪府大阪市西区土佐堀2丁目1-6 (Google Map)

アクセス|中之島駅(京阪本線)徒歩6分,肥後橋駅(大阪メトロ四つ橋線)徒歩8分
     淀屋橋駅(大阪メトロ御堂筋線、京阪本線)徒歩15分


営業時間|11:00–19:00(月曜休廊・日曜予約制)
     ※日曜のご来廊をご希望の方は、3営業日前までに、
      弊廊 InstagramのDMよりご連絡ください。




Artist info |


金 光男  (b.1987, South Korean – Japanese)
1987年、大阪市生まれ。2012年に京都市立芸術大学大学院を修了。
金沢21世紀美術館「APERTO 01」(2014年)、寺田倉庫「TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展」(2024年)、大阪中之島美術館「Osaka Directory 10」(2025年)等で作品を発表している。


シルクスクリーンの技法にワックスや熱を組み合わせ、転写したイメージが溶け、崩れる寸前で固められた作品を制作。自身の社会的な立ち位置を背景に、不安定さや曖昧な関係性を可視化している。波や家族写真の断片を通して、個人的な記憶と普遍的な感情を重ね、言葉にされなかった記憶を静かに浮かび上がらせる。